スズキ・メソード 石戸寛子クラス

スズキ(鈴木)バイオリン教室(吉祥寺・八王子・国分寺・国領) 子どもから大人まで

ヴァイオリン科研究会

   

今日は吉祥寺教室で館先生によるヴァイオリン科研究会。テーマは『トナリゼイション』

『始めたての小さい生徒さんにも美しい音の響きを指導して下さい』という鈴木先生の思いがこのところ薄れて来てしまっているのでは…と、指導者一同危機感を持って取り組みたいテーマです。

 

吉祥寺ブロックの指導者を中心に12名の参加。部屋のサイズ的にちょうど良い人数でした。まずピチカートで響きを聴くお稽古から。端から1人ずつ館先生が丁寧にアドヴァイス下さいました。

5D88D9FF-1F3B-4C54-92D5-D33C005D43A9

『曲のピチカート』と『練習のピチカート』の違い、響かせ方の違い、肘の使い方など細かくお稽古しあっと言う間に小1時間が過ぎました。奥が深くて気が遠くなる…

 

後半は『初歩でもアンサンブルを』という事で数小節の簡単な曲で研究を。

ADA8EC2F-B8F9-4DD0-BEB2-03F22003B789

こうしてみんな前に出されて弾きました。

 

私も弦楽の指揮をするからかアンサンブルは重要と感じています。普段のレッスンのCD合わせでも

『いまピアノがなに弾いてたか聴いた?』

『ほら、この音が聴こえてから次の音にいくんだよ?』

など、自分以外の音を聴くように話します。

 

今日使った教本は『歌の合奏曲集』。昔からスズキの副教材としてあった物です。でもついうっかり使うのを忘れている物でもあります。

また『合奏用第2ヴァイオリン教本』も。館先生も仰っていましたが私が生徒の時にはある程度の年齢(巻数)になったらいつの間にか覚えていて、グランドコンサートのような大きなコンサートではみんな弾いていた第2ヴァイオリン。

最近はチェロ科が下のパートを弾く事が多く、なんとなくやらなくなってしまったように感じます。せめてクラスの合奏の時にでも合わせられるようにこれからはどんどん紹介しなければ!と思いました。

 

いみじくも夏期学校で豊田先生が『アンサンブルは心を合わせないと上手くいかない。お互いを思いやってこそ素晴らしいハーモニーが生まれる。』と仰っていました。

豊田先生も館先生も、鈴木先生の教えとして私たち指導者に伝えたい事は同じです。改めてスズキ・メソードは心の教育だ、豊かな心を持った素晴らしい子どもたちを育てるんだと気持ちを引き締めて臨みたいです。

 

『わが子をヴァイオリンを演奏する道具につくりあげてはならない。人間として高い感性と知性をもった人間に育て上げる尊い親の仕事に対して、私どもは賛美するわけである。』

鈴木先生が会報に掲載した言葉です。そうなんです。指導者だけでなく家庭での、また学校でのすべての事が子どもたちへ影響します。子どもを取り巻くすべての大人が力を合わせて素晴らしい環境を整えてあげたいものです。

 

 

 

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ

 

 

 

 - 先生のお仕事 , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

研究会レポート その3

今日の教本レッスンではまず初めにホールにいる指導者全員で弾くところから。 前日は …

吉祥寺練習その2

良く晴れた連休中日、吉祥寺のコンサートの練習が武蔵野市民文化会館の練習室でありま …

アンサンブル

5月1日のクラスコンサートの時に上級生のアンサンブルを計画しています。昨年、先輩 …

弦楽練習@八王子

土曜日はものすごく寒かったのですが日曜日は打って変わって八王子でも半袖オッケーな …

合宿部屋割り

そろそろ28日からの合宿の部屋割りをしなければ 弦楽団の生徒さんだけでも年齢の幅 …

地区委員会@御茶ノ水

今日は御茶ノ水で行なっている地区委員会でした。 デジタル全盛の世の中ですが私はい …

バッハ 管弦楽組曲

昨年の吉祥寺支部コンサートではバッハの管弦楽組曲第2番よりいくつか、生徒さんの弦 …

今日の会議はお弁当付き

新年初会議は八王子でお弁当付き! 机の下、ホットカーペットで温め中。なので『お弁 …

社団の総会

月曜日には公益社団の総会がありました。 昨年に続き今年も代議員として松本の総会に …

発表会相談会@国領

国領教室は支部全体の人数が少なめなので、支部発表会は不定期に開催されます。また、 …