指導者会 講演
今日は毎月の指導者例会という会議でしたが、後半は臨床心理士の桂川泰典先生をお迎えしての講演会でした。
今年の新年研究会にいらしていただき色々なお話しを伺ったのですがどうしても時間が足りず『もっとお聞きしたかった』というみなさまの声にお応えしての第2弾の開催となりました。
近年良く耳にするようになったいわゆる『グレーゾーン』の子どもたち。そういったお子さんがいらした時の対応や保護者の方との関係の築き方など、レッスンをしていく上で必要な知識を得るためにはとても有意義な時間でした。
講演者の桂川先生は大学で教鞭をとられる傍らカウンセリングもなさっており、実際に起こり得るケースをとても分かりやすく解説して下さいました。
数年前『アスペルガー症候群』という言葉が出始めた頃に、興味を持って本を読みあさりました。まだ発達障害という概念が一般的になる前に起きた少年事件のルポなども、指導者として仕事をしていく上でとても参考になりました。
昔からそのような子どもさんはいたと思いますがまだ言葉の定義が出来ておらず、その頃は『ちょっと人と違うコ』扱いでした。今では研究も進み社会にも認知されてきたと思います。ただ果たしてそのようなグループ分けが本当に本人のためになるのか…まだ私には分かりません。グループ分けする事で本人が生きやすくなるのならばそれは良い事だと思います。が…おそらく偏見も拭いきれないのではないかと思います。保護者の方の中には偏見を怖れ現実に向き合えない方もあるでしょう。また、明らかに障害をお持ちだと分かるケースであればまだしも、上手くいかないからといって『グレーゾーン』に括ってしまう危険性を排除出来ない気がします。
コンサートを行なうといつも感じる事ですが子どもたち個々の能力は大変素晴らしいと思います。遅い子速い子様々あると思いますが目標(演奏曲などですね)をこうと決めたら必ず本番にはなんとかします。鈴木先生はよく『子どもたちの生命の力』と仰っていました。『奇跡の瞬間に立ち会っている』とも…。まさしくそうなんです。この素晴らしい事実の前には『グレーゾーン』かどうかなど関係ないような気がします。
まだまだこれからたくさんの子どもたちと会う事があると思います。それぞれの個性を尊重し、しっかりと指導に邁進したいと思います。
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