研究会レポート その3
今日の教本レッスンではまず初めにホールにいる指導者全員で弾くところから。
前日は運んだだけで弾けなかったヴァイオリン。今日は使うことができました。やったー 笑
例年に比べたら半数以下…いやいや、3分の1ほどの先生方。もちろんオンライン併用でそちらを選んでもいいことになっているので、少ないからといって参加していない訳ではないのですがちょっと寂しいですね。
そして「まぁそうだよね」と思いますが会場内は平均年齢が高い。オンラインが苦手という年配の先生方は現地参加しますので。
弾く要員として駆り出された若い指導者とオンラインが好きではない自分のような者とオンラインが苦手な年配指導者、ホール内の構成メンバーは概ねこんな感じ。もちろんご年配の指導者の中に「オンラインでも出来るけど生で講義を受けたい」と思われる、私と同じ考えの先生方もいっぱいいらしたとは思いますが。
午後イチのバッハについての講義は特別講師の荻原尚子先生と豊田先生のご担当。これはおそらく海外からの中継だと予想がついたので私はタブレット端末で視聴しました。
『だってさぁ、控室に「荻原先生」って表示なくない?』
荻原先生帰国しているのかな?という友人指導者に「いやいや中継でしょ?」と思う私はこう言いました。
『確かに…!鋭い!』
『あとさ講義の開始時間が微妙に他科とズレてるのも…時差の関係なんじゃん?』
と名推理 笑
読み通りの海外中継で、これはやはりオンライン視聴が見やすかっただろうと思います。(どっちもは聴けないので本当に見やすかったかは不明 笑)
さてここで問題勃発。弦楽の音程が酷かった第1ヴァイオリンが次の講義の間にパート練習をするとか…
これは実は前日から連絡が回っていて、第1に入っている若い指導者たちが困っていました。ある程度指導歴のある先生なら講義の合間を上手くやりくり(サボ…笑)してなんかするとかできますが若いうちからそんなことさせたらダメです。
それはおかしいと思った私は朝イチで実行委員長と話しました。委員長は基本的に容認派で、本人の意思に任せるという感じでしたが少なくとも「強制ではない」という連絡を回して下さいました。
ま、最終的にはそんなの断れるハズもなく、全員参加で練習していましたけどね。こういうのがダメ…ね。
ここへきて急にパート練習とかしたってあまり意味がありません。だって音程が悪いんだし 笑。パート練習をして縦が揃ったとしても音程が違っていたら意味ないです。
普段レッスンで忙しい指導者がその隙間を縫って練習して松本に来ました。先生によって普段このことに使える時間はマチマチでしょう。私も十分に練習してきたかと言われればちょっと自信を持って「はい!」」とは言えないです。直前にいろんなイベントごととかあって忙しかったから。
その状態で練習に参加するときに1番重要なのが「危機回避力」
それすなわち…このままここ弾いたらみんなに迷惑かかるぞ?と察したら上手いこと「弾いてるふり」が出来る能力 笑
全体の音程が悪かったら「指揮者の豊田先生に申し訳ない」とか「聴講されている先生方に悪い」とか色々思うところがあるのかもしれませんが、講義を犠牲にしてまで練習するのなら家でやってこいと思います。
今回の研究会の担当は関西地区の先生方。その先生方が多くの困難を乗り越えて対面とオンラインの併用という難しいプログラムを運営してくれています。そうした先生方の苦労を考えたら簡単に「その時間パスして練習に来て」なんて言えません。
もしも関東地区の担当で自分が実行委員だったらめちゃくちゃハラたちます。ただ、今回委員長をされていた関西地区のM先生は私よりずーっと人間ができていて怒っていませんでした。すごいです 笑
そしてその後の弦楽の時間にパート練習の成果が発揮されたかといえば…(ご想像にお任せします 笑)
夜は一般公開プログラムの「スペシャルコンサート」。特別講師の先生方が私たちと市民のみなさんのために演奏会をして下さいました。ここまでが1日のスケジュール。
この日は朝から考えて12時間近いプログラム。いくら休憩があるとはいえちょっとキツかったですねぇ…
明けて最終日。
なんと他人事ではなく…ヴィオラもパート練習をすることに。
時間内だったら上記のような理由から反対するところですがヴィオラチームは朝8時から。
朝8時から!?
いや…今日の午後に本番があるのに朝8時からのパート練習って…
意味ないとは言いませんが本番で眠くて集中力欠けちゃうよ?と思いますね。それでなくとも昼休憩後のお別れコンサートは早起きしていなくても眠くなる時間帯だしかなり危険ですよ?笑
本番は持ち前の「危機回避力」を遺憾なく発揮し(笑)上手く乗り切りました。おそらくヴィオラはとっても上手でしょう(危ない音は回避したから)
早起きの影響で危機回避力が鈍っていなくてよかったです 笑
そんなこんなで月曜日からの4日間みっちりと勉強してきました。この成果をまず自分でよく消化し普段のレッスンに役立てていきたいです。
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