【動画で解説】スズキ・メソード教本1巻 ロングロングアゴーのレッスン
レッスンのすすめ方、今日は1巻7番の「ロングロングアゴー」についてです。
この曲には初めてD(デー)線が出てきます。
ここです。
初めて使うD線を真っ直ぐきれいに弾く事はとても難しいです。なので私は曲に入る前にD線とA線を使ってタカタカタッタのキラキラ星を弾かせています。
そうやって移弦の角度を感じてもらいます。隣に行くのにどれくらい弓が(手が)動いたらいいのか…弾いて感じて貰っています。
この真ん中の2本はどちらも隣に弦があるので乗りかえすぎると余計な弦を触ってしまいます。真っ直ぐ1本を弾くには肘や手をどう動かせばいいのか、先にお稽古するようにしています。
ここのところはこのように
弓が乗りかえた上に1の指もきっちり横に動かさなくてはなりません。
初めての弦でしかも真横への乗りかえなのでしっかり止めて用意してから弾くようにします。
またこの部分をきちんと弾くには
ここの8分音符の弾き方が重要です。
このように
きちんとひとつずつ分けて弾くようにします。でもひとつずつというのは実はとても難しく…
こんな風に繋がってしまいます。
ここをきちんとおけいこしておくとD線のところも上手く止めて弾くことができます。取り出して練習しましょう。
この曲のここの部分は
上に「0」下に「4」と書いてあります。
ここはウチのクラスでは「4」で弾くようにしています。そうするとそこの乗りかえを避けられてきれいに流れます。
もちろん「0」しか書いていないところは「0」で弾くので気をつけて下さい。
ここのお休みで弓を回しますが
その次に出るところはきちんと弓と指を用意しましょう。そして飛び出さないように気をつけたいです。
ちょっと隙間に余裕があるので数えないで出てしまうことがあります。そうすると伴奏とズレてしまうのでもったいないことになります。
やはりここも「4」を使った方が良いので弓だけでなく指の用意も同時にしなければならないため注意が必要です。
曲の感じとしては少しなめらかで良いのですが、全体的にダラダラしないように「柔らかく止める」というワザを使いましょう。
以下の動画も参考にして下さい。(スマートフォンの場合は上手く表示されないことがあります。申し訳ありません…!)
完成したら合わせてみて下さい。合奏は楽しいです!
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