ヴァイオリン科研究会@オンライン
今日はオンラインによるヴァイオリン科研究会。
本会特別講師の竹澤恭子先生に生徒さん3名が対面でレッスンを受け、それを私たちがオンラインで視聴する方法です。
昨年の研究会では生徒さんもオンラインでしたが少しづつ対面も増えてきて日常が戻ってきつつあります。
こうした公開レッスンのようなプログラムは対面でこそ効果がありますよね。
ただおそらく関係する人が少人数なだけにスタジオを利用しており、そうなると生徒さんにとっては結構狭い場所で先生方と撮影スタッフばかりの前でモーツァルトを弾かなければならないというかなり過酷なシチュエーションだったと思います。
各楽章をひとりづつ、それぞれ別の指導者が生徒さんを出しています。そのため演奏スタイルも違って色々と勉強になりました。
今回は主にカデンツァをレッスンします、となっていたのでカデンツァをものすごく練習してあった子とか 笑(かといって他がダメだったという訳ではありませんが)
このような形式の公開レッスンではよく感じるのですがなんにせよ時間が足りない…
指導する先生も大変です。
生徒さんは「これはこう」と思って弾いてきているので、ある意味その解釈を変えさせるのはそんな数分でできることではありません(演奏家でしたらおそらくできるでしょうが)
もちろん言われて努力はしているのですが、こちらで聴いていても
『いや…そうじゃない…』
と感じざるを得ません。
ひとりの生徒さんの持ち時間が何分ずつだったか分かりませんが明かに途中で先生が諦めています。
でもレッスンってそういうものかもしれませんね。普段の自分たちのレッスンの中でも数回やって変わらなければ
『…というカンジで家でやってみて』
ということになりますからね 笑
でもこれは全国のヴァイオリン科指導者が視聴している公開レッスン。せっかくモーツァルトを題材にしたならもう少し現場で活かせる話が聞きたかったなー…というのが本音ではあります。
話の半分が音程に終始した子についてはちょっとかわいそうでした。
オンラインでの色々に慣れてきたとはいえ疲れることは疲れます。そもそも音は使っている機器(PCの性能?)で全然違うでしょうし観る方もずーっと液晶凝視。
出来るならホールとかでの音の良い状態で聴きたかったとも思ったりします。早くもっと出来るようにならないかな…
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