スズキ・メソード 石戸寛子クラス

スズキ(鈴木)バイオリン教室(吉祥寺・八王子・国分寺・国領) 子どもから大人まで

スズキ・メソードのグランドコンサートってどんなイベント?

   

世界に拡がるスズキ・メソードでは数年に1度、演奏者が3000人規模となる「グランドコンサート」を行なっています。

この大人数でのコンサートを宗教行事のように揶揄する論調もありますが、参加する子どもたちの意識は高くただの集団合奏ではないというところが注目すべき点ではないでしょうか。


今回は過去の写真を交えながらスズキ・メソード グランドコンサートについて紹介していこうと思います。


スズキ・メソード グランドコンサートの始まり

〈2018年 第54回スズキ・メソード グランドコンサート〉

1955年に第1回大会が開かれたスズキ・メソード グランドコンサート。この時はまだ「全国大会」と呼ばれていました。

スズキ・メソードは今では全世界に拡がるメソッドとなりましたが、当時はまだ国内のいち音楽教室に過ぎなかったのです。


この時の映像が海を渡りアメリカへともたらされ世界が驚嘆に埋め尽くされるまでそう時間はかかりませんでした。


スズキでは当たり前のように幼い児童がバッハやモーツァルトを弾きこなしますが、実はそれは世界でも類を見ない驚くべき現象なのです。

また、スズキの子どもたちの一糸乱れぬ演奏スタイルも人々を驚かせました。本来1人で演奏することが普通であるクラシックの名曲の数々を大勢の子どもたちが楽譜も見ず難なく弾きこなします。

スズキ・メソードでは当然のことですがそれは各自の鍛錬が十分に足りていなければできないことです。


当然のことながらこれだけの人数で事前に練習をできる訳はなく、それぞれがそれぞれの音楽性を持って集まってきます。しかし同じ理念、同じ教育法で習った仲間同士なので当日いきなりの合奏であっても問題なく揃って弾くことができるのです。


第1回大会の開催

〈スズキ・メソード機関誌より〉

1955年に第1回の大会が東京体育館で催されました。この時の参加者は1200名。

今では3000人での演奏を誇るスズキ・メソードですが、この出来事が今から半世紀以上も前の事と考えるとこの時からすでに子どもたちの素晴らしい能力は証明されていたのです。


広大な会場にきちんと整列し全員が素晴らしいパフォーマンスを披露します。この伝統は第1回から現在まで変わることなく続いています。

ひとつの曲に対して数百人単位で子どもたちが移動します。その移動は大きく列が乱れることもなく整然と行なわれます。ここには、誘導に携わる大人もですが参加する子どもたちの意識の高さが窺われます。


日本武道館での大合奏

後年は会場を東京九段の日本武道館に移しさらに規模を拡大したコンサートとなっていきました。

オイストラフの来日

〈スズキ.・メソード機関誌より〉

1967年にはヴァイオリンの巨匠ダヴィッド・オイストラフが来日し、日本武道館での全国大会に参加するなど多くの外国人演奏家にも認知されるコンサートとなっていきました。


こうした大演奏家を前にしても恐れることなく美しい音色を響かせるスズキの子どもたちの演奏は徐々に社会に浸透していきます。

多くのお客さまのご来場

〈天皇皇后両陛下(2018年当時)をお迎えする入口の様子〉

2018年に両国国技館で開催された「第54回グランドコンサート」では天皇皇后両陛下(現・上皇上皇后両陛下)のご臨席を賜り物々しい警備が敷かれました。


天皇家と鈴木鎮一との親交は以前より深く、鈴木の生前の全国大会では常に皇室からのお客さまがおいでになられていました。

故・高円宮憲仁親王はチェロを巧みにお弾きになられ、また3人のお嬢さまも全員スズキの生徒。こうしたことから天皇皇后両陛下のおでましも叶ったのでしょう。


また、各国大使もこのグランドコンサートには毎回たくさんお越しくださいます。世界においてはスズキの名が本当に知れ渡っており、駐日大使をされる方で知らない方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?


参加生徒たちは

〈2018年第54回グランドコンサート〉

暖かい春の日、両国国技館でのスズキ・メソード グランドコンサートへと足を運ぶ子どもたちにとって、この日は忘れられない良い思い出となったことでしょう。


毎年行なわれていたこのコンサートが次第に2年に1度となり、2011年の東日本大震災の折に中止となってから約10年開催されずに過ぎてしまいました。

〈2018年第54回グランドコンサート ピアノ科リハーサル〉

その数年の間にはこの素晴らしいコンサートを経験できずにやめてしまった生徒もいるでしょう。ちょっとしたタイミングでこの時間を共有できなかったことは本当に残念でなりません。

〈2018年第54回グランドコンサート オーケストラリハーサル〉

この人数で合奏する楽しさと醍醐味。これこそスズキ・メソードが世界に誇る「グランドコンサート」なのです。


第55回の準備を進めていたところで全世界が新型コロナウイルスの猛威に襲われました。感染は拡大と縮小を繰り返しまもなく3年とならんとしています。


このような社会情勢ではスズキ・メソードのこうした大規模コンサートはどうしても中止を余儀なくされてしまいます。各地での小さな演奏会ですら自粛の波にのまれました。

それでも子どもたちのエネルギーはとどまるところを知らず、また次へそのまた次へと意欲を持って日々レッスンに取り組んでいます。


私たちスズキの指導者はこの伝統的なグランドコンサートが再開されることを切に願っています。


 - ヴァイオリンを弾いてみたい方へ , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

no image
スズキ・メソードの月謝は高い?安い?【他の教室との比較】

今回は気になる月謝についてお話ししようと思います。 スズキ・メソードの月謝は他の …

スズキ・メソードの教室ではどんな行事がおこなわれているの?

スズキ・メソードには大きいところ小さいところさまざまな規模の教室があります。 規 …

スズキ・メソードだと楽譜が読めなくなる?そんなことはありません!

耳からの教育法であるスズキ・メソード。 多くの演奏家を輩出しているにもかかわらず …

スズキ・メソードのレッスンでの親の役割って?

『スズキ・メソードのレッスンは親も大変!』 このような話を一度ならず耳にすること …

ヴァイオリンって大人でも弾けるようになる?【クラスの大人生徒さんの場合】

ここ数年生涯学習として新たな挑戦をする大人の方が多くなりました。 そんな中で選ば …

スズキ・メソードの新しいパンフレットが完成!

このたびスズキ・メソードの新しいパンフレットが完成しました! 教室にどのような指 …

スズキ・メソードの教室ってどこも同じ?【4つの教室を徹底比較!】

ヴァイオリンを習いたい!と思った時にまず気になるのはなんでしょうか? お月謝?先 …

スズキ・メソードの夏期学校ってどんな行事?

全国に広がるスズキ・メソード。その教室の規模を強みとした色々な行事が行なわれてい …

スズキ・メソードは何かの宗教!?実際はどうなの?

インターネットなどでは 「スズキ・メソードって何かの宗教?」 という声がよくきか …