【動画で解説】スズキ・メソード教本1巻 こぎつねのレッスン
レッスンのすすめ方、今回は1巻3番の「こぎつね」についてです。
この曲はこのように「スタッカート」がついているのでひとつずつ切って弾きます。
スタッカートなので弓を弦から離せたら良いのですがもちろんまだそんなことは出来ないので、この曲の時点では「止めて弾いてね」と話します。
この曲では初めて
「弓を回して戻す」
というワザが出てきます。
ここのところは
こんな風に弓を(腕を)回して戻し、次の音をきちんと用意してから始めます。
楽譜にはこのように練習の仕方が書いてあります。
ここも同様です。
ただし…ここのところは前と違って休符がないので超難関です 笑
本当に素早く回してきっちり乗せて…と上手く処理するには取り出し練習が必要ですね。
この曲のもうひとつの難しい箇所は
ここです!
なぜここに「1を乗せたまま」という指示があるかというと指の移動が大変だからなんです…
E(エー)線に1を置いたまま3の指があちこち動きます。とはいえ初めからそんなに器用に指は動かせませんので相当な部分練習が必要になります。
この時2の指は押さえないで…と書いてありますがそんなに何もかもいっぺんに出来ないので慣れるまでは3と2は一緒に動いてもいいことにしています。
小指の扱いですがウチではここのところは4で弾くようにしています。
4を使えばこのかたまりをほぼA(アー)線で弾けます。腕を回すとかきちんと乗せてとか…いくつものことをいっぺんにやらなければならないところで「スタートしてすぐ乗り替え」は避けられます。
教本3番目の曲で既にこんなに内容の濃い曲を弾かなければならない子どもたちは大変ですが、ここでの部分練習があとから役立ちますのでしっかりとお稽古したいところです。
動画も参考になさって下さい(スマートフォンの場合safariでは表示されないことがあります。申し訳ありません…!)
曲が完成したら合わせてみましょう。合奏は楽しいです!
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