リズムを弾く その1
弓振りや持ち方のお稽古をしたらついに教室で(先生の前で)音を出します。
この基本の5つのリズム。まずはタカタカタッタから。
「タカタカ」と「タッタ」からなる2つの音節ですがこれをまとめて「タカタカタッタ」と弾けるととてもいいです。
2つに分かれると「タッタ」のところに妙に力が入って汚い音になってしまいます。さらに音楽が後ろに引っ張られます。
弾き始めは全部力いっぱいなのですが、慣れてくると「さげ弓」が強くなります。
そうなるとリズムのバランスが悪くなり
「タカ」「タカ」「タッ」「タッ」
のようにさらにバラバラになってしまいます。こうならないように弾くのがこれまた難しい…
2番目の「よかった」のリズム。
こうなります。これには反対向きもあって
こういう弓順になります。
この「よかった」のリズムの鬼門は「休符」
8分休符できちんと止まれないと「よかた」となります。(実はそれはバナナの先取り?笑)
リズム叩きの時は「手をお膝にトン」などとやって休みを待つことも出来ましたが、弓で弾いているとなるとそうもいかず自分でコントロールして止めておかなければなりません。
…本当に難しい。なんでこれが2番目?と言いたいくらい難しい。
さらに
ここです。
「よかった」がひとつ弾けても油断大敵。続けて反対弓で弾かなければなりません。
この「よかった」のリズムを上手く弾くのには多少の時間がかかります。
教本ではこれが2番目ですが私は子どもさんの様子を見ながら「キャラメルキャラメル」を先に弾かせたりします。
残りのリズムの話はまた次回に…
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