スズキ・メソード 石戸寛子クラス

スズキ(鈴木)バイオリン教室(吉祥寺・八王子・国分寺・国領) 子どもから大人まで

音階を弾く

   

ものすごく間が空いてしまいました…「レッスンのすすめ方」を再開いたします。

素材の準備に手間取ってしまい更新が遅れました。申し訳ありません…!

 

いよいよ指を使う!…というところからです。

1の指をきちんと弦に乗せられて弾(はじ)いて綺麗な音になってきたら、それと並行して音階のお稽古をスタートします。

 

E線(エー線)の0からタカタカタッタで弾いていきます。

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指のシールが貼ってある小さい楽器なのでちょっと分かりにくいかもしれませんが…このように指を置きます。

人差し指が「1」中指が「2」薬指を「3」そして小指は「4」と呼びます。

 

これは「1、2、3」と置いたところ。それぞれ1はファ、2はソ、3はラの音です。

スズキで習う始めの指の形では1と2が離れて2と3がくっつきます。

 

本来はミとファは半音なので1は低くしなければなりません。また、ソはラとはくっつきません。

なのになぜこうなるかというとキラキラ星を「イ長調で弾く」から。

 

写真のような指の形は小さい子どもでも作りやすい形です。また、ヴァイオリンの調弦はご存知のように「ラ」の音を基準にしています。2番線の開放弦です。

そのため鈴木先生は導入を「イ長調から」と決めました。

 

幼い子どもにとって理屈抜きに弾きやすい形で始める…後々いろいろとありますが3歳とかの小さい子に対してのスタートとしてはものすごく合理的です。

 

この音階を、まずE線で「0、1、2、3、2、1、0」とタカタカタッタのリズムで弾かせます。それが慣れてきたら次にA線で同じことをします。

それぞれの弦の押さえ方をしっかりお稽古したら両方を合体させます。

A線の0からE線の3まで登って帰ってくる「長い音階」です。

 

これは途中に乗り替えがあることと戻るときに指を用意しなければならないため少し難しいです。

でもこのイ長調の音階が弾けるようになったらあとは「キラキラ星」までほんのちょっとになりますから、ここはじっくりお稽古して欲しいところです。

 

そして次回はいよいよ「キラキラ星について」をお伝えします!

お待たせせず更新出来るよう頑張ります…!

 

 

 

 

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