楽譜について
私は個人的な基準として教本の1〜2巻の間は生徒に楽譜を見させません。
楽器の持ち方が安定していない初歩のうちから譜面台を使わせると楽譜に近寄って前のめりになり、結果として右手も左手も(というか右肩と左肩が)サイドに開いてしまうからです。
そうなると弓は真っ直ぐに進まなくなりますし、左手も寝てしまい指がきちんと立たなくなります。
もっともそれよりも大切なのが「耳を作るためだから」であるのは言うまでもありませんが。
といっても楽譜を使わないという訳ではなく、もちろんレッスンにはお持ちいただきお母さまにご理解いただけるように説明はします。子どもたちにはまず良くCDを聴くようにお願いし真似っこでいいので聴こえたように弾いてもらいます。
とはいえ…聴いただけではそりゃなかなか覚えられないですよね。なのでこのような工夫をされる方もいます。
Rちゃんママの力作!大判の手書き楽譜!
これはすごいです…!五線からご自分でお書きになり丁寧に音符やスラーを書き入れてあります。
Rちゃんは3巻に上がりましたから普通に教本を譜面台に立てて使うようになりました。でももともと初歩の頃からご自宅でお使いになっていたこのような楽譜を教室でも使ってみたカンジです。
指番号の数字で演奏する事の賛否はあるでしょうが私はそんなに問題視していません。そりゃね…モーツァルトを弾くようになっても数字しか知らない…だったら困るけど(そんなのあり得ないし、それじゃモーツァルトなんて弾けないしっ)今この段階では楽譜を読む事で悩んで弾くのが楽しくなくなっちゃったらもったいない。
もちろん楽譜は読めた方が楽だしちゃんと弾けるかもしれません。でもRちゃんの演奏はとっても音楽的で素敵なので読めなくたって(数字で弾いてたって)いいんです。
そして教本を使って徐々に中身の説明をしていきます。当たり前ですが『専門家になるんじゃなければ楽譜なんて読めなくたっていいよねー』なんて事はありません。読めないとダメです 笑
どのタイミングでどれくらい読めるようにさせるか、先生によって色々かもしれませんが私は子どもの様子を見ながらそれぞれで対処しています。
よく外の世界で「スズキの子は楽譜が読めない」と言われるようですが、誤解を恐れずに言えば音大受験とかでない限り別にいいんじゃん?と思います。
それよりも豊かな感性が育っていると言う揺るぎない事実が我々の誇りです。
目の前の音符を正確になぞる事も大事ですがそこからはみ出した瞬間に物凄く素晴らしい音楽が生まれるかもしれません。そうした一瞬を感じて欲しいのです。
と先生が言ったからといって
『ひゃっほー!テキトーに弾いてもいいんだー!』
というコトではないので生徒のみなさんは油断しないように 笑
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Comment
素敵なことですね。親次第ですね。
この親心、通じますでしょね!この親子レッスンの写真いいですね。
gonnbeeさま
コメントありがとうございます
本当に…お子さんに対するお母さまの愛情が感じられます
この親子さんに限らず
どのお母さまも違った形でお子さんに愛を注いでおられて
本当に頭の下がる思いです…!